2014年11月29日土曜日

メビウスモデル サイロン・レイダー(旧作版)製作記 完成!

今月発売のモデルグラフィックス2015年1月号に掲載して頂いたメビウスモデルの1/32サイロン・レイダーが完成しました。メビウスモデルからのアナウンスで、どうやら今度のはちゃんとデカいらしいぞ!って事で先ずは乱舞。その後小出しのニュースにワクワクしつつ数年待ち・・手元に来た時は狂喜乱舞!しかもプロップと寸分違わないフォルムに発狂したとかしないとか・・・(^_^;)
Moebius Modelsさんには本当に感謝しています。BSG版ギャラクティカシリーズの充実っぷりに感動している中、旧作版までもねじ込んで来るとは・・これはキット全部作って感謝をしないといけない。
サイロン・レイダーと言えば金色の隊長と銀色の一般兵2人の3人乗りで爆撃機並みの武器搭載量をほこる攻撃機。故にちょっとばかし鈍臭く、常に複数機で運用されています。センチュリオンの「By Your Command・・・」が印象深いですね。
ルーバー状のコクピットを劇中のように再現出来るパーツもサードメーカーから発売されているようです。但しアップ用のセットがあっただけでプロップ自体はこの形状です。
唯一残念な正面部分のみ作り直しましたが、その他はほぼキットのままです。左右にあるレーザーキャノンの砲身も開口しました。一部ディティールを追加してあるのでオリジナルとは言えないですが、当時のプロップ製作者の一人になった気分で手を入れてくのもプラモデル作りの醍醐味です。
電飾は前照灯(だよね?)とエンジンのみに施しました。サイロン・ベーススターに戻るバックショットをよく覚えています。子供の頃に「カッコイイ!!!」と騒いでいた日曜夜8時(^^)
新旧サイロン・レイダーが揃いました。旧レイダーは1機落ちると3体のセンチュリオンが破壊されますが、新レイダーは機械生命体となりました。よって大きさもデザインも大きく異なり、ムダも無くなりました(?)BSGにも旧世代サイロンとして旧サイロン・レイダーっぽいセンチュリオン3人乗りの機体を見る事が出来ます。
尚、BSG版サイロン・レイダーの製作記はこちらをご覧になって下さい!

メビウスモデルの次は大統領船「コロニアル・ワン」ですね!こちらも楽しみですが、もしかしたら多くのギャラクティカファンはラプターを願っているかも?でも売れたらシリーズは続くわけですからファンの一人として買い支えて行こうと思います。
旧作版のシャトルも出たりして!(^^)それは無理だ・・

2014年11月28日金曜日

メビウスモデル サイロン・レイダー(旧作版)製作記 その3

いよいよ塗装です。メビウスモデルのキットは総じてプラが透けやすく電飾した場合は特に気を使います。モデルグラフィックス「電飾のススメ」でも記されていたように電飾模型は光らせると同時に遮光はホント大事。塗装中も時折部屋を真っ暗にして光らせてみることをおすすめします。製作中の段階でももちろんチェックチェック!
では本題へ。


  1. 段取りとしてはエンジン周辺の合わせ目を消した所のチェックと前照灯周りにメカサフ”ヘヴィ”を吹いてから黒を重ねて遮光具合をチェックしています。問題無ければ全体にメカサフ”ヘヴィ”を吹きました。ここからフィルター越し塗装で黒→黒にクレオス311グレーをちょい足ししたダークなグレー→マホガニーで下地色を作りました。
  2. 本体色はクレオス315グレーです。この時代プロップはこれかな?せっかく作ったムラムラ下地色は消さないように。今回エアブラシは全部0.5で吹いています。当時のプロップの塗膜ってお世辞にも綺麗では無いし、雰囲気優先です。黒のラインをマスキング。
  3. 黒には本体色に使った315グレーをちょびっと足して吹きました。
  4. コクピットは黒ラインで使った黒を吹き、マスキングして白部分を吹きます。クレオス311グレーを使っています。下地色を上手く活かして薄汚れている感じに。
細かく塗り分けられているのでマスキングしては塗り分けを繰り返し・・スミ入れや削ったパステルのグレーや茶を指でゴシゴシ擦りつけて上面はこんな感じ。
下面はかなり塗り分けられていて驚きつつもこんな感じ。赤黒の配線が本体からニョキっと。この先端にコネクタが付いています。
プロップっぽくなったかな・・・(^_^;)細かな塗り分けの色は基本クレオス315グレーに黒を混ぜる量で調整しています。

前後しましたが、サイロン・マークはデカールで準備されているので余白を切って使いました。
これくらいであれば塗り分けちゃった方がいいんですが、プロップにより凸に見えたりするのでデカールの厚みをイメージで使わせて頂きました。乾燥後に一旦デカール部分のみクリアコートしスミ入れ+ウェザリング後につや消しクリアで全体をコートしています。
支柱とベースはこのようになっています。支柱はアルミパイプ12Φをまんま使ってプロップっぽく(^^) ベースはプラバン1.5mm箱組です。持ち運びを考え、本体、支柱、ベースとバラせるようにしてあります。12V1Aアダプターを電源に、ベースにDCコネクターを取り付けてあり、本体から延びる配線はコネクターで取り外し出来るようにしてあります。
完成です。普通に組むだけなら小一時間。塗装するならデカさを考えても3日あれば大丈夫。機体上面と下面にある黒ラインのデカールは付属していない(上面のは組説にガイドあり)のとよくよく見るとプロップの種類で細かな塗り分け位置が異なっているので画像を見ながら頑張りましょう!

次回は完成画像をいくつかご紹介します。

2014年11月27日木曜日

メビウスモデル サイロン・レイダー(旧作版)製作記 その2

続けます。今回はこのキットで唯一残念な所。顔は大事なのに・・
先ずはキットを仮組みした状態です。
先ず気になったのはコクピットに4本の板状のパーツが一体成型されているためにちょっとイメージが違って見える。次に正面に付くパーツ(これなんのパーツでしたっけ・・・?ハセガワの??)がかなり上に持ち上がっている事と精度もイマイチ。フロント全体的にイマイチですね・・・全部は再現出来ないけれど、それなりにはしたいと思います。


  1. 先ず全部切り落として成形しておきます。
  2. プラバンですべて作り直してしまいましょう。機銃?センサー?状のパーツはジャンクパーツから。ついでに前照灯らしきオレンジ色で点灯している箇所も開口しておきます。
  3. スペーサーを入れて正面パーツ(思い出せない)を少し前に出しておきました。
  4. 正面パーツ(ゴメンナサイ)もプラ棒などでディティールを再現。もうちょっと下げたいのですが、ちょっと大きいようでこのくらいで妥協しました。
で、完成。
ジャンクパーツやらちょこっと追加してあります。多少はシャキ!っとしたかいな。

電飾については誌面で触れていますが、一応サラッと流しておきます。

  1. キットの状態。このままではエンジンを全面光らせられないのです。チップLEDなら入りますが、点点で光源が見えてしまいます。
  2. エンジン部分も本体と一体化されているので光らせるには都合が悪い・・ので下部をディティールに添って切り取ってしまいます。
  3. ここはちょびっとヒケが酷いので黒瞬着で修正。
  4. 上部エンジン部に接着して一体化する目論見。
続きまして

  1. 透明パーツを加工しフラットにしちゃいます。曇らせてLED光を拡散させます。
  2. LEDは白3mmを5個。拡散キャップも使いつつ、エンジン全面が均一に光る位置を探ります。(電飾のやり方って作例になるってこの時は決まっていなくて詳細撮ってなかったんですよね・・)
  3. 左側がLEDを設置しただけ。右側はプラバンで囲って遮光した所。このようにボックス状にして光らせる場合は内側はシルバーを隅々に塗って遮光と光の拡散を狙い、外側も遮光の黒をしっかりと。
  4. ぶっちゃけ見えないのでどうでもいいけどorz 一応ジャンクパーツで隙間から見えるメカをやってました。全く目立たなかったけどね・・・
そして
前照灯はオレンジ3mmにしました。ここシーンによって違う色があるので白でも青でもいいかもしれませんね。配線はいたってシンプル。誌面に書かれちゃいましたがw Xウィングでは翼端灯らしきディティールがライフサイズプロップで見られましたが、サイロン・レイダーはどこ見ても前照灯とエンジンしか光っていないので、光らせたのはこれだけ。
戦闘機だし、余りビカビカさせませんでした。支柱はアルミパイプを使い差し込み式にしたので配線は右上画像の穴から落としてあります。

今回はここまで。次回は塗装です。


2014年11月26日水曜日

メビウスモデル サイロン・レイダー(旧作版)製作記 その1

今月発売のモデルグラフィックス2015年1月号に掲載して頂いたメビウスモデルの1/32サイロン・レイダーの製作記を始めます。誌面では電飾特集に合わせ、電飾パートのみの記事となりました。とは言え、このキットは組み上げるだけでプロップモデル(撮影用に製作された模型)を再現出来てしまう好キットなので手を加える部分は余りありません。
プロップは当時いくつか作られていてそれぞれ細部が異なっているので自分のお気に入りがあればそのモデルに近づけてみたり、ごちゃまぜに組み合わせてみたり、自分なりにパーツを追加してみたり遊んでみるのも一考。SWのXウィングのように”ルークの乗るRED5”のような明確な目標は無いですし。
モノグラムの旧キットを楽しみつつもどことなく違和感を感じていた皆さん、もっかい作ってみましょ!

先ずは細かい所から。
当時のプロップと言えば、機体表面に貼り付けられたプラバン小片。これらも大体正確に再現されていますが、都合上どうしてもパリっとしていません。全部削り落として貼り直すのもいいですが、表面だけ平面出してやればなんとかなっちゃいます。

本体はどデカいパーツの貼りあわせだ!
プロップもこのような構造ですが、プロップに無い合わせ目が目立ってしまうので手を加えます。上が加工前、下が加工後。
両翼もそれなりにデカいので接着+ボルト止め。頑丈になりました。

プロップによってかも・・・
赤矢印の所、キットの指示だと逆かな・・と。ひっくり返して接着しました。
上の画像は裏側になりますが、支柱はプロップに準ずる位置に変更。支柱前にパイプ状のモールドがあるのでそれっぽく再現。ついでに本来の支柱の穴はジャンクパーツで隠しました。
下の画像は、エンジンノズル。真ん中に丸いディティールがあるのでそれっぽく。左がキットのままで右が加工後です。

やっぱ手を入れたいよね・・・(^_^;)
赤矢印の所はプロップにも円錐台形のパーツがあるので手持ちのバーニアパーツを接着。後は気の向くままにジャンク追加したりプラバン小片貼り付けたり・・・きっと当時のプロップ製作者もおんなじ感じで組み立ててたと思います。センスは別としても(^^)
長くなって来たので今回はこの辺りで。また次回!

2014年11月25日火曜日

モデルグラフィックス 2015年1月号

今月発売のモデルグラフィックス2015年1月号は「電飾のススメ
どろぼうひげさんのブログの人気コーナー「電飾しましょ」を電飾に興味も持ったばかりの方や、苦手意識のある方にもわかりやすく解説した特集号です。電気工作専門書には書いていない模型に仕込むポイントも出ているので是非手にとってご覧になって下さい!
電飾作例も多く掲載されており、DORO☆OFFからもフクイさん渾身の”Gーセルフ(しかも表紙だ!)”やヤタさんの懐かしい”バイラル・ジン”、どろぼうひげさんは”バトルスター・ペガサス”や車に電飾を施したら?な”ミニ・クーパー”等々模型に電飾を施す色々な場面に合わせた作例としてTips共々の掲載となっています。

プロモデラーからも鳥山とりをさんの”フェラーリ・テスタロッサ”、二宮茂樹さんはマクロスから”YF-19"と奇しくも私もプライベートで製作中の1/48スーパーバルキリーで試しているLEDをバリバリ削っちまえ!な翼端灯の興味深い手法に、WildRiver荒川さんの”電飾ダイオラマのキモ”なインタビューもとても参考になります。

DORO☆OFFにいつも参加頂いているSOLさんの”アッガイ”、ピコさんの”パワード・ジム カーディガン”と身内まで誌面を賑わせている今月の「電飾のススメ」。巻頭のどろぼうひげさんの捨て身なアキバ散歩から目が離せません!!

私もサイロン・レイダーを新旧合わせて掲載して頂いています。
BSG版サイロン・レイダーについては当ブログの過去記事を参照して頂くとして、旧作版については誌面では特集号に合わせた電飾パートしか書いていないのでその他の製作過程についてはこちらで書かせて頂きます。乞うご期待!?

2014年11月22日土曜日

ウェーブ VF-1S ストライクバルキリー 完成!

モデルグラフィックス12月号にてwave 1/100 VF-1S ストライクバルキリーのファイターとバトロイドを製作させて頂きました。お話を頂いた時は狂喜乱舞!親しい方々はご存知だと思いますが、私、SF映画アニメの中のビークルで一番好きなのがVF-1です。編集の方々にお会いする度にバルキリー〜バルキリー!って騒いでおいてよかった!これ非常に大事!サブリミナル効果?(^^)
先ずはバトロイド。
バルキリー大好きなオイラですが、バトロイドの製作は初めて。公の場でロボを作る機会はそう無いので気合入れてます。ガンプラとかやられてるロボ師の超絶さは良く知ってます。凄いプレッシャー・・・
ウェーブ製バトロイドは本当に素晴らしくてワクワクしちゃいます。今回どうしても再現したかったのがランドセルの発光。ファイター形態で作る時にここは光らせる事は無いのでこの機会にやってみたかったんです。
次にファイターです。
こちらはブログを始めた最初の作品がVF-1Aスーパーバルキリーだし、今後ハセガワ1/48も作るので個人的に並べて楽しむいい機会。食玩に1/144があるのでちょっと手を入れて各スケール比べて見るのも一考。
個人的にハセバルはリアル風でウェーブのはアニメ準拠のスタイルかなと思っています。いつの日にか反応弾をマイクロミサイルポッドにチャンジして愛おぼラストの一条機に改造してみようかと考えています。実はバトロイドの翼も接着してなかったり・・・ファイターの翼に置き換えてミサイルポッド付けて愛おぼラストシーンにしてみたいな!とか画策。
で、このキットの売りであるガウォーク形態!
仮組み段階で盛り上がる盛り上がる!!この気持ちを誰かに伝えたくても伝えられないもどかしさ。カッコイイ!!!
ガウォーク形態専用のベースも製作し、ファイター本体に組み込んであるネオジムから給電しています。但し、前傾姿勢を取らせたかった事と、手足の角度を変えるとバランスが変わるのでネオジムの接点がかなりシビアになっちゃっいました。(^_^;)
ハセガワさんから出る1/72ガウォークもスーパーパックで作りたいな〜とか密かに画策中。やっぱガウォークはいい!!

さて今月発売のモデルグラフィックスはどろぼうひげ先生の電飾しましょ出張版です。私も作例を出していますので、次回はそちらで宜しくお願いします!

2014年11月19日水曜日

ウェーブ VF-1S ストライクバルキリー その2

さて続き行きます。
キットが素晴らしいと電飾に集中出来て助かります。とは言え、小さく組み換えも必要なのでそれなりに工夫が必要となりました。
ファイター形態の場合、手足部分を分割出来るようにする必要があり通電させる為に試行錯誤が必要でした。給電についてはベース部から支柱を通りガンポッドから手足部分へ。ここで分割し、機体へ。通常であればコネクターを使用する場面ですが、バルキリーの機体が薄くコネクターを入れるスペースがありません。
当初真鍮パイプと真鍮線を接点にして給電を行えるようにパーツに組み込んでいたんですが、これだと接触の問題やら固定の問題やら次々問題が出てきて上手く行きませんでした。で、結局ネオジムを接点(画像赤×黒矢印)にし、分割部の固定にも使ってしまう方法を採用。
但し、ネオジムに配線をハンダ付けすると磁力が失われてしまいますので”銀配合の接着剤”を使用しています。使ったのは”EMAR(R) 製 銀配合 コンダクティブ リキッド 注射器タイプ 速乾”という物。速乾ですが、強度が出るのに一晩くらい必要でした。後、注射器タイプなので片付ける際に気をつけないと詰まります。ここ重要。
ネオジムの組み込みについては接点がかなりシビアなので、面にしておくと塗装後の塗膜で電気流れません。ネオジムが少し飛び出す程度で設置しておくといいです。
続いて細々な部分をいくつか。


  1. パックについてはダボを幾つか取り払って内部スペースを確保。マイクロミサイルポッド側は赤く光る部分が2箇所あるのでエンジン用の白LEDと赤LEDの2個。白LEDは画像のプラパイプ何に入っています。ノズルはこのプラパイプにはめ込めるように加工し、塗装後に後ハメ出来るようにしています。因みに反対側の2連装ビームカノン側にはエンジンの白LEDとCRD15mAを入れています。
  2. ヘッドには緑チップLEDを。透明パーツはヤスって曇らせてしまい全面が光るようにしています。
  3. ファイターのガンポッドも赤く光っているので赤LEDを入れて光学繊維を。内径3mmのプラパイプの中に赤LEDが入っています。遮光にはパーマセルテープを使いました。
  4. ファイターの足。開いてる所は全部埋めて、内径3mmのプラパイプを接着。この中に白LEDを入れつつ、脚パーツに後ハメ出来るように加工しています。
続いて・・・
ファイターの支柱とガンポッド〜手足はそれなりに配線の余裕はありますが・・・
背負うパックの方はちょっと面倒でした。
画像はバトロイドのですが、→CRD15mmA→エンジン白LED(ビーム・カノン側)→赤LED→エンジン白LED(ミサイルポッド側)→ランドセル内白LED→となっております。
更にバトロイドの方は本体内に配線する場所が無い。ですが、幸いここは空間があるので支柱を取り付け、更にパックからの配線とヘッドの緑LED用のCRDを入れるスペースを確保出来ました。配線後、プラバンで蓋をしています。(誌面参照)
ココらへんは上手く説明出来ない・・もしチャレンジする場合は手元のキットを見ながら確認してみて下さい。
最後にガウォーク形態の腕関節ですが、翼を目一杯開かず角度を付けた為か、翼のミサイルポッドと干渉し、肩が入りませんでした。ので、片側2mmづつ両方共切り詰めています。
駆け足気味で申し訳ありませんが、電飾する為に必要なポイントだけを抜粋しました。実際これ以外の製作工程はよくある合わせ目消しとかしかしていません。
次回はお話の締めとしていくつか完成画像をお送り致します。
ではまた!

2014年11月18日火曜日

ウェーブ VF-1S ストライクバルキリー その1

皆様ご無沙汰ぶりでございます。
私事で引っ越しとぎっくり腰が重なり、更新が遅れてしまいました。腰の回復にも時間が掛かり(年だな・・)、引っ越しの方もちょっと遅らせないといかん事態に・・そうすっと次作の製作のタイミングがヤバくなるのでちょっとバタバタしています。そんな状況なので、バルキリーの記事、ちょびっと簡素に2回くらいに纏めてお送りさせて頂きます。

モデルグラフィックス12月号にてウェーブさんから発売となったVF-1Sストライクバルキリーのファイターとバトロイドを製作させて頂きました。
「電飾の秋」となっていますが、製作していたのは7〜8月の夏真っ盛り!ファイターについてはハセガワVF-1Aスーパーバルキリーの1/72から2機目となりました。大好物のVF-1シリーズ、プロポーションも素晴らしいウェーブ版バルキリーなので大きな改造はせずに電飾の組み込みを中心に製作致しました。

先ずはコクピットから。

  1. 脚庫に当たるパーツを使わない事でLED組み込みスペースを確保しました。
  2. コンソールパネルを裏側から薄々加工。青色LEDを裏側から照らしながら透け具合をチェック。
  3. 左右のセンサーは赤LEDと光学繊維で。内側にセンサーがある感じにしましたが、誌面じゃ光ってるかわからんかったね・・もっとピカっとさせた方がよかった。。
  4. コクピットは塗装し、コンソールパネルはデカールを貼り組み込みます。1/100だから小さいよ!(^_^;)

コンソールパネルに青色LEDを使ったのは愛おぼの劇中、キャノピーが青いのはこの光が映り込んでいるからと解釈したからです。オーバーテクノロジーが産んだ機体なので何か意味があるかもわからんけど(^_^;)

続いて翼端灯。

  1. 誌面でも触れていますが、0.5mmタガネで溝を掘り光学繊維を埋めて光硬化パテで溝を埋めて整形し、灯自体はゼリー状瞬着で再生しました。この時、光学繊維の先端をちょこっと出しとくとリアリティが増します。電球じゃないけども(^^)
  2. 本体内に赤と青のチップLEDを矢印部分に。光学繊維がズレてしまわないようにプラパイプを介してます。


次は脚部の電飾。
今回はファイターとバトロイドを作ればガウォーク形態も出来ちゃうぞ!なウェーブさんの特徴を活かす必要があったのでバトロイドの足部分のLEDについてのみボタン電池を使用しました。

  1. ポリキャップはそのまま活かし、同経のプラパイプを加工しLEDを組み込みました。
  2. LEDは内径3mmプラパイプに3mmLEDを。続いて外形3mmプラパイプを繋げて配線を通しポリキャップにはめ込みます。因みにプラパイプに巻いてある黒いのはパーマセルテープという物、プラパイプにサクッと貼るだけで遮光ばっちり。これを知ってからは遮光作業がいろいろと楽になりました。


  1. ボタン電池用の金具を加工しプラバンも使いがっちりホールド。
  2. ボタン電池へのアクセスはふくらはぎのパーツにネオジムを仕込んで取り外し式に。
  3. 塗装後に配線しました。ちょっとタイトになっちゃいましたが多少は動きます。
  4. 完成!

ボタン電池は3VのCR2016を使いました。LEDは3.2Vなので特にCRDや抵抗を使って
いません。

長くなったのでこの辺りで・・最後にちょこっとおすすめを。
反応弾の合わせ目消したいよね?でも先端のマイナスモールドが・・・な場合は先端を切り落として、コトブキヤのマイナスモールドP101にちょうどいいサイズがあるので置き換えてしまいましょう。
今回はこんな所で・・次回に続きます。