2014年3月31日月曜日

バンダイ 1/1600 デスシャドウ号 補足

モデルグラフィックス2014年5月号にてアルカディア号と同時に掲載させて頂きましたデスシャドウ号の製作内容をサクッとご紹介致します。
デスシャドウ号は松本御大の作品の中でも様々な作品に登場し、様々な形態で描かれています。一番有名なのはやっぱキャプテンハーロック本編若しくは銀河鉄道999劇場版での惑星ヘビーメルダーに突き刺さっているタイプでしょうか。
バンダイによるこのキットはテレビシリーズ「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」に合わせて発売された物です。バンダイのロゴも懐かしいバンザイなヤツ(^^)
キットの内容も今のガンプラ等のイメージとは全く違いますね!

今回はハセガワの1/1500アルカディア号と一緒に並べられるように全長のみを延長して無理やり1/1500にしてみました。wikiによるデスシャドウ号の設定全長以外はこのキットから算出されたようですね。
先ずは船体2箇所で合計10mm、艦首で2mm延長しました。後は好みで主砲の1つを1段高くしてみました。艦橋の窓は確か(今手元に無いので測れない・・)0.5mmのドリルで開口して軽く整形する程度で出来ました。
艦首は0.5mmの溝を掘り、0.5mm光学繊維をパテ埋め・・中にLEDを仕込むと甲板との隙間から光漏れするのでプラバンで遮光対策を。後は好みでバルバス・バウ?下にパテを持ってメリハリを付けました。ちょびっと迫力出たかな。
後は全体に各種プラ材でディティール入れ。船体横が寂しかったのでバルキリーのパーツを付けてみたり。艦橋上のレーダーは全く弄っていません。流石にタイムアップ(^_^;)
エンジンは黄色のLEDを4個入れてプラバンを介して光りを拡散。多少光点が見えたのでLEDには拡散キャップを仕込み、綺麗に面発光させています。
撮影するのを忘れたのが艦橋。艦橋パーツの根本に3mmLEDを差し込んでいるだけです。物が小さいのでこれだけで艦橋窓が光っているように見えます。

何が起きるかわからないプラモ業界ですが、デスシャドウ号の再販は無いだろうし、新作キットなんて今のところ想像出来ないし、今回このような機会があり製作出来てマジで嬉しい!長年気になっていたプラモの1つを片付けられました。ワガママで誌面にまで載せて頂けた担当さんにも感謝しています。

後日アルカディア号とこのデスシャドウ号の完成画像をアップしますね!

さて・・このキットの在庫は罪プラの中にまだいくつか残っていますが、今回はいつだかブロ友のぴろんちょさんから譲り受けた物を使用しました。約束通り作ったど!褒めろ!!(^^)
では!

2014年3月29日土曜日

ハセガワ アルカディア号 補足3

補足事項も今回が最終回。

原作版準拠でこのキットを見ると船体がすっきりスマート…その影響で艦橋周辺(パルサーカノンや艦橋下部など)がベタっとしたイメージでは無いのです。船体断面で見ると下膨れでもうちょっと丸っとしたイメージ・・・これは流石に手を入れようが無かったので諦めました。原作版完全再現にならず・・・(^_^;)

では最後に船尾楼を。
先ずはアルカディア号二番艦をスケールダウンするとぶち当たる課題。
今回は難しい事は考えず、光らせる為のスペースを作ってやりました。
ディティールもそれっぽく。

続いて船尾楼後方。さすがにここを光らせる事は想定されていないので頑張ります。
真ん中の光らせたい箇所を切り取り・・骸骨とオーナメントだけ欲しいのでひたすら削ってペラペラに。無事にパーツを入手出来たらメッシュを貼って段落ちモールドをプラ棒で作ってから接着しました。両サイドの窓も開口してメッシュ張り。

船尾楼内のLEDは5個使いました。大窓小窓の作り方については誌面で触れているので割愛しますが、各窓は0.2mm厚のプラバンを内側に仕込み、光を拡散させています。
光が駄々漏れになるのでプラバンで蓋をして黒で塗装し遮光しました。船尾楼と船体を固定するパーツは使いませんでした。
うむ・・うっとり(^^)船尾楼はアルカディア号のキモですね!
アルカディア号二番艦の製作補足はこれにて終了です。
次回はデスシャドウ号をサクッとご紹介致します。 では!

2014年3月28日金曜日

ハセガワ アルカディア号 補足2

補足記事2回目です。今回は誌面ではまったく触れていなかった所から。
スタジオで撮影の際立ち会ったのですが、私自身主張するのを忘れちゃってて・・(^_^;)
因みに撮影の時、原作本を持って行って「このカットは重要でしょう!」的なやり取りをしながら進めました。とは言え、絵と立体の違いがあるのでご容赦下さい。

で、船体下のエンジンです。ここは少し奥まった所が光っているようにしたかったので
先ずはキットのモールドを開口して、市販のノズルパーツを埋め込みました。ノズルパーツには1mmの穴を開けておき、塗装後に1mm光学繊維を植えてエンジン光としました。
覗き見ないとわからないけど、立体的なエンジンにはなったからよし!
続いて細々とした所を。先ずは船体両サイドにあるディティールですが、これは三番艦と同じになっていて、ちょっとイメージ的に違うので砲弾パーツ等のジャンクパーツで作り、キットの部位を削った後に入れ替え。
翼の翼端部もチャンジ!これはハセガワの「1/72エアクラフトウェポン I アメリカ通常爆弾セット」にバッチリのがありました。これをちょこっと修正して使いました。

リギング・・になるのかな?これはポリウレタン銅線の0.2mmを使いました。
メインマスト。原作ではここに海賊旗はあんまり無いんですよね・・・船尾楼含めそもそも海賊旗を掲げているシーン自体少ないか。
艦橋の・・・ですが、海賊船ぽくてかっこいいですね。これはやりたかった!必要本数を平たく束ねて瞬着で固めてから艦橋に接着しています。
塗装ですが、いつものムラ塗装にガミラスカラーセットのガミラスグリーン2をベースに黒を入れて調色した物を船首側の濃い色と船体色の2色を用意し塗装しました。色の割合は様子を見ながらなのでごめんなさい!私の場合、下地色が暗いので目標色より多少明るめにしています。
エングレービングは筆では厳しかったので”爪楊枝”です。使いやすい具合に削って使いました。ゴールドは手持ちのいくつかを試した結果、ガンダムマーカーのゴールドを。これ伸びがよく使いやすかった!
今回は以上です。次回は船尾楼関係を。では!

2014年3月27日木曜日

ハセガワ アルカディア号 補足1

モデルグラフィックス2014年5月号に掲載させて頂きましたハセガワ 1/1500 アルカディア号(テレビ版)の補足分を数回に分けて記事にして行きます。今回は特に大きな改造とかはしていないので誌面に載せきれなかった画像やら拙い文のみで解説した所くらいになります。
先ずは艦橋を。アルカディア号の窓は直線なので小さく細いけれど、慎重にやればなんとかなる物です。誌面でも触れましたけど先ずは裏側からリューターで窓部分を削って開口する部分が透ける程度まで。上下にピンバイスで穴を開け、太さが合うタガネで削って行きました。開口出来たら紙やすりで整えます。
で、上記パーツを接着しました。次にLED1つで光らせたかったので内側をリューターで削りますが、それは画像を見て頂いた方が早いか。。遮光とLED光が回りやすいように銀を筆塗り。左側のパーツは艦橋底部です。ここで怖いのは艦橋に付く角をこの段階で接着しないといけない事。えぇ、1箇所折りました(^_^;)
続いて艦橋両側にあるセンサーです。テレビシリーズでは赤く光っている片側2灯の所。コミック原作版だと黄色く光っていますね。
ちっちゃいパーツを見た瞬間に諦めたくなる箇所ですけど、それは使わず透明ランナーの板状の部分を利用し作りました。先ずは板厚を調整してからキットパーツを参考に6角形を切り出し、表面をヤスって荒らします。そして画像のように0.5mmの光学繊維を接着します。0.5mmの穴を開けてエポキシ接着剤にて。光を入れると全体が光ります。
次にこのパーツを先ずは塗装。銀→黒→船体色の順番です。で、塗装が終わってから光らせる部分をドリルで傷を付けてやります。突き抜けないように!画像は上がLEDオフ、下がオン(赤LEDを使用)。
艦橋にはLEDを2個仕込みました。1つが艦橋窓、もう1つがセンサー用。

今回は以上!また近いうちに続きをアップします。

2014年3月25日火曜日

モデルグラフィックス 2014年5月号

モデルグラフィックスの5月号にてハセガワ1/1500アルカディア号(TV版)を製作させて頂きました!
今月号はクラシック・ラリーカー特集って事でかっちょいいランチャ・ストラトスが表紙に!私自身、スーパーカーブームの流れでこの辺りのラリーカーは大好物でして、目次の車種をチェックしつつ口元が緩んでるわけで。
小林誠先生の記事も楽しみですね!「モデルカー・レーサーズ」はいつも楽しみに拝見させて頂いていたので(ご存知かと思いますが、私、カーモデラーだったんです。)当時のイラストとかレイアウトとか今でもお気に入りです。

そんな中ですが、DORO☆OFFメンバーもがっつり参加させて頂いています。
どろぼうひげさんがメビウスモデルの”バトルスター・ペガサス”を。私のペガサスは完成形をお見せする前に終わったかもしれません(^_^;)
そしてヤタさんがワンフェスにてご自身でスクラッチし販売されていた”白羽衣つむぎ”を。来月から「シドニアの騎士」アニメもスタートするグッドなタイミング!
モデルグラフィックス5月号は車好きもSF好きも是非是非ゲットです!
アルカディア号は子供の頃 妄想の中でハーロックと宇宙の旅をしていた思い出の艦です。コミックを何度も読み返しては夜空を見上げるちゃっと危ない感じの頃を思い出しつつ製作致しました。(^^) SWが来るほんのちょっと前の頃ですね。
今回は多少時間があったのでもう1隻作っていますが、それは誌面にて確認して下さいね!

誌面で追いきれてない製作内容についてはまたこのブログで追記させて頂きます。

2014年3月6日木曜日

ガイペロン級多層式航宙母艦<バルグレイ> 完成

2ヶ月前の今頃は最終追い込み製作中だったな〜と思い出に浸りつつ・・完成画像をアップしておきます。
MG紙面にも書いたように、大きな三段空母は夢でした。近所のプラモデル屋のおじさんにメカコレの三段空母を指さして「これの大きいのは出ないんですか?」と何度尋ねた事か・・なので最初のテストショットを受け取り、組み終わった時の感動と来たらもう。。
製作の方向については、”もしヤマトの実写版が当時にあり、プロップが作られていたら?”をテーマにしています。ヤマト2199での設定を加味して「多段空母は結局採用されずガ軍工廠に放置されてたが、急遽出撃が決まった。バルグレイは先端に索敵強化のレーダーを装備中の段階で作業が止まっていたので船体パネルも無く、剥き出しで出撃した。」的な設定で第2、第3甲板横に”当時のプロップにあるゴチャメカ剥き出し”をこの艦に入れてみました。
現実にある物を再現するのがスケモの楽しみなのであれば、SFのプラモはこんな感じで遊んで見るのも楽しいと思います。設定に準ずるのも勿論アリだと思いますよ。確か劇中でも<ランベア>タイプの緑色のが3ヶ月掛けて帰ってくる艦隊の中に居たはずなのでランベアを緑色にして名前を付けちゃうのもアリですよね(^^)
左舷のレーダーについても強化されてるはず!とディティールを追加してみたり。
塗装については実戦経験や長い航海はしてなくてただ放置されていたのであれば、塗装剥げやススだらけよりはむしろ退色してムラになってるのかもと想像してみました。甲板についても同様で使用感は余り出さず、実戦配備が決まってからついたスス汚れ程度に留めました。色味については船体共々設定画になるべく近付けています。
中にデバッケが居るんですよ、、ここから見える辺りに隊長機が居ます。
電飾タイム!(^^)
甲板内の壁面や天井の照明はなるべく劇中の雰囲気を再現したかった。天井については光学繊維0.5mmを並べましたが、距離が短いので光りが拡散しなかったけれどちょっと面白い雰囲気になりました。とは言え、甲板内の撮影は難しいっす・・・
エンジンはスモーククリアなパーツを入れてくれたバンダイ様に感謝!ピンク色のLEDを仕込むだけでもバッチリです。
デバッケのエンジンに火が入ってる雰囲気にしてみました。
もしシュデルグを作る機会があれば、多段空母の中では大先輩なので使用感バリバリのイメージで作ってみたいですね。(今はいいや・・いつか)
ともかく、今回は仲間内で多段空母を手がけられたのはいい経験でした。DORO☆OFFの4人で”ドメル機動部隊”を再現出来るなんて数年前は想像も出来なかったし。
なわけで、バルグレイはこれにて終了です。
次は・・またまた感無量なアレです。お楽しみに!(^_^)

2014年3月5日水曜日

エンジン×塗装×その他

駆け足でご紹介してきたバルグレイの製作記ですが、今回で終了です。ピックアップし過ぎちゃったかな。。ごめんなさい。。。
エンジン周りです。
1・下部エンジンの両翼端後ろが光っているので、前回ご紹介した方法で0.25mm光学繊維を埋め込んだ後に接着。緑3mmLEDを入れるパイプに2本差し。
2・エンジンのスモーククリアパーツはいいですね。おまけに3mmLEDを入れなさいとばかりなパーツです。(個人的には透明パーツだったらもっと嬉しいです。)
3・光らせてみた。そう言えば劇中バルグレイのこのエンジンが光ってるシーン無かった。
4・実はメインエンジン、完成後にピンクLEDを追加しました。片側1から片側4に。光がまったく足りなかったので(^_^;)配線が大変な事に。

続いて電飾絡みでは艦載機のエンジンが光ってるってヤツ。すんごく簡単なので甲板誘導灯を光らせる方は”ついでに”是非!
テストパーツの画像です。エンジン全開!…にしたら設定上では航行灯消えたり、左舷レーダーを畳んだりとかしないといけないので、火が入ってる程度で丁度いい感じ。??
0.5mm光学繊維をデバッケのエンジン位置に植えておいて塗装後に後方に向けて斜めに切り落としただけです。
船体の塗装について
船体塗装については黒立ち上げ→濃いグレー(グレーについては塗装後余った塗料を混ぜているので毎回違います。)→先の濃いグレーに白を足して明るめに調色したグレーまでをフィルター越しに吹いてからマホガニーを全体に吹いて下地とします。
次にガミラス・グリーン2に黒を20%程入れて調色した物を吹いてグリーンを発色。
そしてガミラス・グリーン1を上から様子を見ながら。船体を組んでからウェザリングしています。ガミラスセットのグリーン3色、どれも気に入りました。

おまけ。今回は撮影を踏まえ地から船底までの高さを3人で統一し200mmと定めました。
東急ハンズの照明コーナーで購入しておいた支柱と金具を使用しました。
こんな感じで船底に組み込んであります。照明用なのでパイプ構造で配線を通せるし、重くバランスの難しいバルグレイですが、なんとか1本で支える事が出来ました。
以上です。
ポイントだけで記事にしてしまったので伝わらないかもしれませんが、SHSやDORO☆OFFでも展示しますのでもしよかったら質問して下さい。(コメントからでも勿論OKです。)
次回は完成画像を。では!